腹直筋の機能こそが、産後ケア、産後の骨盤矯正において最も重要なカギを握っていると言える理由

腹直筋の機能こそが、産後ケア、産後の骨盤矯正において最も重要なカギを握っていると言える理由

こんにちは、ボディケア整体荻窪ラボの三橋です。

当院の産後の骨盤矯正コースでは、様々な理由で崩れてしまった体幹バランスを再び回復させることによって、抱えてしまった不調からの根本的解決を図っていきます。

「体幹」を回復させることが出来れば、特定の筋肉に負担を掛けることなく全身の筋肉をもっと効率よく使えるようになるからです。

そこで、注目したいのが体幹のまさに中枢部分を支える腹直筋という筋肉。

腹直筋とは6個に割れる、いちばんポピュラーな腹筋のことです。

実は人体におけるほとんどの動作において腹直筋は関与していて、その働きはまさに“縁の下の力持ち”といった存在。

そういった意味で、「体幹」を考える上でいかに重要な役割を持つ筋肉であるかをこの機会に説明させて頂けたらと思います。

本質的な産後ケア、産後骨盤矯正を目指すには体幹バランスの回復が大切

当院の産後の骨盤矯正コースでは、腹圧とインナーマッスル群を機能回復させることによって、全身の筋肉を格段に効率良く使えるようにすることで、本質的な産後ケア、産後の骨盤矯正を目指していきます。

それは特に骨盤に繋がる主要な筋肉の機能を回復させることによって、崩れてしまっていた体幹バランスが回復して、特定の筋肉に負担を集中してしまわないように身体を支えられるようになるからです。

機能しなくなっていた筋肉のなかには、骨盤や内臓の位置決めをはじめとしたボディラインに深く関係している筋肉なども含まれます。

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体幹を支える、とりわけ長大な筋肉である腹直筋

腹筋群イラスト

そんな骨盤に繋がる主要な筋肉のなかで、とりわけ大きな存在感を放つのが腹直筋という筋肉。

あの6個に割れる、いちばんポピュラーな“腹筋”のことです。

腹直筋という筋肉は、骨盤の恥骨部分から胸部を構成する肋骨までを縦に繋ぐ、とにかく長大な筋肉であるので、当然背骨をはじめとする多くの関節の動きに関与することになります。

通常の筋肉が1個ないし2個の関節をまたぐように走行しているのに対し、腹直筋はその数なんと10個以上。

また、腹直筋の生み出す巨大な出力をそれぞれの関節ブロックごとに小分けして使えるようにデザインされいる(6個に割れている)から、人体は細やかで巧緻な動きが表現できるという訳です。

産後ケア、産後の骨盤を考える上で最も重要なカギを握る腹直筋

また、腹直筋は代表的なアウターマッスルでありながら、モビリティマッスルとしても、スタビリティマッスルとしても機能するといった大きな特徴があります。

  • モビリティマッスル → 関節を動かす筋肉
  • スタビリティマッスル → 姿勢を保持するための筋肉 
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特に「体幹」を成立させる上で、重要となってくるのが体幹部(胴体)を安定させること。

具体的に言うと、手足といった末端部分を動作させるにあたって、体幹部がその都度グラグラしてしまうようでは力が上手く伝わらず、効率良く筋力を発揮できませんよね。

さらには骨盤が正しい位置に入ることで、お尻の筋肉など股関節を支える筋肉がはじめてその機能を発揮出来るようになるのです。

こういった時に、腹直筋がスタビリティマッスルとして重要な働きを担ってくれている訳であるのです。

腹直筋が本来の機能を発揮出来なくなってしまうと

それでは、もし腹直筋が本来の機能を発揮出来なくなってしまうと、どうなってしまうのでしょうか?

妊娠中はもちろん、出産後も腹筋には大きなダメージを抱えてのスタートを余儀なくされます。

 まず、いちばん大きな影響を受けてしまうのがお尻の筋肉でしょう。

腹直筋が機能低下を起こしてしまうと骨盤が正しいポジションを取れなくなることで、お尻の筋肉に上手く力が入らなくなってしまいます。

すると、股関節を正しく支えきれなくなり、結果、「内股」に誘導されてしまうのです。

そして、この「内股」こそ産後女性のお尻を大きく見せてしまう、いわゆる“骨盤が開いた”ように見えてしまう本当の原因であったのです。

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また、腹直筋が体幹部分(胴体)をスタビリティマッスルとして安定させきれない(他の動作のたびに骨盤ごと動いてしまう)状態に陥ってしまうと、股関節が仕方なくその役割を負ってしまうようになります。

本来、モビリティ(動作)に使われるはずの股関節がスタビリティ(姿勢保持)に使われてしまうのです。

結果、腹直筋の機能低下に端を発したことで、股関節の“間違った使い方”に繋がり、股関節が硬くなっていってしまうという訳なのです。

実は産後女性が股関節を硬くしてしまう多くの原因がここにあり、こういった考え方のひとつとして「ジョイント・バイ・ジョイントセオリー」という考え方が有名です。

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「体幹」を支える主役である腹直筋が産後ケアの重要なカギを握っている

「体幹」を支える主役である腹直筋が産後ケアの重要なカギを握っている

上半身と下半身とを繋ぐように走り、体幹部を支えている腹直筋。

あらゆる動作で体幹の安定が重要である以上、腹直筋はまさしくコアマッスルとして重要なポジションを担っている筋肉であると言えるでしょう。

しかし、妊娠出産といった一連の過程の中で、どうしてもダメージを負ってしまい機能低下が免れないもので、結果、さまざまな不調の呼び水を作ってしまうことになってしまうのです。

そういった意味では、腹直筋の機能回復こそが、産後ケア、産後の骨盤矯正において最も重要なカギを握っているといっても過言ではないと考えられる訳なのです。

もちろん、当院の産後の骨盤矯正コースにおいても、とりわけ重要視する筋肉であることは言うまでもありません。

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