当院の産後の骨盤矯正コースで積極的に歩くことを推奨する理由と“正しい歩き方”について
こんにちは、ボディケア整体荻窪ラボの三橋です。
当院の産後の骨盤矯正コースではクライアントさんの身体が妊娠出産のダメージからある程度、回復されてきたタイミングで積極的に歩くことを推奨させて頂いています。
その理由は、妊娠中にいったん落としてしまった体力(筋肉量)の回復もさることながら、妊娠中に歩き方が変わってしまったまま、出産後もなお、そのままの歩き方を続けてしまっている方があまりにも多いからです。
だから、その際に重要となってくるのが「正しい歩き方」を意識すること。
今回は、そんな「正し歩き方」がもたらすメリットと意義についてお話させて頂きます。
初回来院時に特に施術後の“歩き方の変化”を重要視する訳
当院の産後の骨盤矯正コースでは、特に初回来院時にいらしたクライアントさんの“施術後の歩き方の変化”を重要視させて頂いていて、二回目に来院された時にその変化について皆様に伺うようにしています。
初回施術の後の帰り道で、多くの方が自然と楽に歩けるようになっていることに気付かれるのです。
それは妊娠出産で崩れてしまった「体幹バランス」が当院の施術によって回復すると、お尻や内ももといった、それまで上手く使えなくなってしまっていた筋肉に力が入るようになるから。
当然、それまでよりも足の運びも楽になり、歩くスピードが増すばかりでなく、歩いていて疲れにくくなることを実感することとなるのです。
こういった「体幹バランス」の回復具合を最初に最も実感して頂きやすいのが“歩き方の変化”であるのです。
妊娠出産で「体幹バランス」が崩れたことで、いかに効率的でない歩き方になってしまっていたかを実感されることで、産後女性の身体に生じている「本当の問題」、ないしは産後ケアの本質を理解して頂くという狙いがあったという訳です。
「体幹バランス」を回復させることこそが産後ケアの本質である
ここで「体幹バランス」という言葉について一度掘り下げておきます。
当院の言うところの「体幹バランス」とは、全身の筋肉を効率良く使うためのシステムであり、腹圧(インナーユニット)という力と密接な関係にあるのが大きな特徴。
逆に腹圧が成立せず(インナーユニットが機能しない)状況にあると、人間の骨格を支えるように働くインナーマッスル(インナーユニットとは別)と呼ばれる筋肉が大きく機能低下してしまうことになるのです。
また、全身の筋肉を効率良く使う上で、もうひとつ重要となってくるのが筋肉の「正しい使い方」。
単純なひとつの動作においても、意外と多くの筋肉が複雑に協調して使われているもので、これらが正しく協調して使えないと筋肉のパフォーマンスが損なわれてしまうことにになってしまうのです。
逆に言うと、こういった筋肉の「正しい使い方」を修正できれば、筋力トレーニングで筋肥大させることもなく、瞬時にして筋力アップを図ることも可能となります。
一般に産後女性の多くは「出産による体幹バランスの崩れ」とよばれる、周産期の女性に特有の現象によって一部の筋肉の使い方をいわば“忘れてしまっている”状態に置かれます。
妊娠から出産にかけて、お腹の成長と共に起こる急激なボディバランスの変化のなかで、一部の筋肉が著しく機能低下を起こしてしまうのです。
そして、一部の筋肉が機能しないぶん、他の筋肉がそれをカバーするような使い方をせざるを得なくなり、結果、こういった過度に負担が掛かってしまった筋肉がやがて悲鳴を上げるようになるのです。
そこで、こういった使い方を忘れてしまった、いわば“眠らせた状態”にある筋肉を当院の施術によって“直接”覚醒させてあげれば、瞬時にして「体幹バランス」が回復してしまうことにあるのです。
つまり、痛みや不調の原因の部分にアプローチすることが出来るだけでなく、筋力アップをも履かれてしまうということ。
なお、当院ではこういった「出産による体幹バランスの崩れ」によるダメージから、産後女性の身体を回復させることこそが本質的な産後の骨盤矯正、産後ケアであると考えます。
当院の産後の骨盤矯正コースで積極的に歩くことを推奨する理由
当院の施術によってある程度「体幹バランス」が回復してきたら、生活の中で積極的にそれを利用するべきであると考えます。
その理由は、ひとつはブログ冒頭でも述べた通り、妊娠出産で落としてしまった体力(筋肉量)の回復のため。
そして、もう一つの理由が「正しい歩き方」を実践することで、正しい筋肉の使い方の反復練習をすることになり、ひいてはこれが当院で取り組んでいることの進捗を早めることに繋がるからです。
だから、大前提として「正しい歩き方」を意識することが、まずは重要となります。
なお、「正しい歩き方」については以下の記事を参考にしてみて下さい。
一刻も早くボディラインを回復させたいのであれば、なおさら歩くことは重要で、“眠らせた状態”にあった筋肉を呼び覚ますことによって基礎代謝の向上も期待出来ることでしょう。
さらには「正しい歩き方」を意識することで、余計に力まずに歩けるようになることで、筋肉の付き方も変わり、なんとレッグラインを引き締める効果をも期待出来るのです。
そんな、せっかくの運動する時間を惰性で歩いてしまっては勿体ないとは思いませんか?
どうせ歩かなければならないのであれば、いっそそれを自分磨きの時間にしてしまえば良いのです。
特に職場復帰を間近に控えたクライアントさんたちには、通勤に備えての体力作りだけでなく、ボディラインの回復も切実な問題となってくるところ。
でも、むしろ保育園入園によって抱っこなしで歩く時間が確保できるようになることで、これ以上ない「正しい歩き方」を実践するチャンスが到来したともいえる訳です。
そして、目標に向かって努力していくことで気持ちも前向きになり、これが女性を内面から輝かせる原動力となるはずでしょう。