育児のなかでしっかりと「余力」を作れている方ほど産後ボディの建て直しに成功している

こんにちは、ボディケア整体荻窪ラボの三橋です。
昨今、テレビCMや電車の車内広告などで“痩身”を謳った広告を目にすることが当たり前になってきたように思います。高まる健康志向の表れといったところなのでしょうか?
ところで、ひとつ気になることがあります。
ただひたすらマッサージを受けたり、機械を用いて電流を通したり、果たしてクライアントは完全に受け身の状態で施術を受けるだけで本当に望んだ結果を得られるものなのでしょう?
人間の身体から脂肪を落とすのはそう容易いことではなく、ましてやある程度“カラダを作り込む”にはやはり運動が必要になってくるはずだからです。
産後ケアにおいて運動するまでもなく痩身効果が期待出来てしまうケース

当院の産後の骨盤矯正コースにには、妊娠出産で崩れてしまったボディラインの建て直しが目的で通われているクライアントさんたちが大勢いらっしゃいます。
ひと言でボディラインと言っても、ヒップラインの問題であったり、ぽっこりお腹やレッグラインの悩みであったり、それは多岐にわたるものなのですが、筋肉の機能低下に起因するものであれば即効性を期待できる場合もあります。
それこそ、たった一回の施術で種産後に穿けなくなっていたジーンズが入るようになってしまうなんてことも。
もちろん、これについては個人差が出てくる話でもあるのですが、股関節のアライメントに問題があるようなケースでは比較的早く効果を実感して頂きやすいようです。
しかし、こういった場合は瞬時にして脂肪が消失したといった話なのではなく、筋肉の機能が瞬時にして回復したことによって骨格が動いたことによるもので、間違っても一回の施術によって「何キロ痩せました」という話ではないことをここで強調しておきます。
当院の産後の骨盤矯正コースにおける基本的な流れについて
当院の産後の骨盤矯正コースでは、筋肉の機能回復によるボディラインの再構築と並行して、基礎代謝の改善も図っていくことで「きちんと燃やせるカラダ」を目指していきます。
具体的には、通院による施術によってきちんと筋肉が機能できる状態にまで回復させてあげつつ、自宅で出来る簡単なエクササイズを実行して頂くことで妊娠中に落としてしまった筋肉の「量」の回復をも図っていくのです。
あくまでカロリーを燃焼してくれる主役は筋肉です。その金幾の「量」と、稼働率といった意味での「質」も追求することで、効果的に基礎代謝を上げていくのです。
眠らせたままの筋肉では燃焼してくれない訳ですから。
つまり、「施術一回で何キロ痩せる」といった在りもしないを標榜するのではなく、施術によって「きちんと燃やせるカラダ」にもっていくという訳です。
ですので、ある程度理想的なボディラインに到達するまで少なくとも“産後6ヶ月”を目処に、本気でボディラインを回復させたいのであれば“産後1年かけて取り組む”ことを推奨させて頂いています。
ここまでが当院の産後の骨盤矯正コースにおける基本的な流れということになります。
痛みや不調を抱えたままでは前向きな気持ちは生まれにくいもの
ここで当院の考える筋肉の「稼働率」について補足しておこうかと思います。
妊娠から出産までの過程で、女性の身体にはどうしてもある意味“眠らせたまま”にある筋肉が生じてしまうもの。
妊娠中はもちろんのこと、お腹の成長とともにおよそ10ヶ月かけて変わっていったボディバランスが、出産というタイミングで一晩にして急激に変化してしまうことにより機能しなくなってしまう筋肉が出てきてしまうからです。
そして、こういった“眠らせたまま”にある筋肉をかばってしまう、いわば“間違った身体の使い方”をしているうちに、今度は特定の筋肉に負担を集中させてしまうことに繋がるのです。
またそれだけでなく、筋肉の運用という面でも無理の掛かる合理的でない身体の使い方してしまっているぶん、余計に筋肉が披露しやすくなるはずです。
しかし、逆に言うと、こういった“間違った身体の使い方”を修正できれば“疲労しにくいカラダ”に体質を変えてしまうことももちろん可能となります。
そして、こうして痛みや不調から解放されると心に余裕が生まれ、「何かを始めよう」という前向きな気持ちが生まれてくることになるのです。
つまり、こうして日々の生活のなかに「余力」が生まれるという訳です。
育児のなかに「余力」を生み出さないことには何も始められないもの
当院の産後の骨盤矯正コースに通われるクライアントさんたちのなかには、妊娠前よりも格段にボディラインを引き締めることに成功されてしまうような方も多くいらっしゃいます。
そういった方たちの中には「育休中のこの機会に本気でカラダを磨き直してしまおう」といった、妊娠中から目標を立てていたような方もいれば、当院に通われているうちに徐々に体や健康といった分野に興味を持ち始めるようになったなんて方もいらっしゃいます。
そして、両者に共通して言えるのが、アクティブな生活を送っているという事実。
やはり人間というのは、自宅に籠る時間が長くなると却って食欲が刺激されしまうもので、ただでさえ出産後の女性というのは食欲が旺盛になってしまうものだから困ってしまうもの。
そこで重要なキーワードとなってくるのが「運動」。
それこそ歩くことや走ることはもちろん、ベビーカーを押すことでも良いのです。
運動することでポジティブな気持ちにさせるホルモンの分泌が促され爽快感を得られるだけでなく、外部から刺激を受けることで、良い意味で食欲を紛らわせることにも繋がります。
ある程度身体を“作り込む”には、やはり運動が必要となってくるという訳です。
しかし、育児をされるにあたって痛みや不調を抱え、疲労困憊の状態にあっては、当然のことながら「運動をしよう」なんて気持ちにはならないですし、そもそも自分の身体に関心や興味も向かないもの。
そういった意味では、一歩踏み込んだ産後ボディの建て直しを考える上で、育児のなかにしっかりと「余力」を作り出してあげることが、まず何よりも重要であると当院では考えるのです。
